12/11 くもりのち雨
コインゲームの桃鉄がたのしい。「決算が終わったら……」「ゴールしたら……」「積もっているコインがなくなったら……」ふたりで延長をし続け二時間近く遊んでいた。預けていたコインを使い、使った分返ってきた。お金を使うことなく遊べてしまった。コインゲームがこんなにもたのしいなんて知らなかった。
12/12 くもり
いやになったらそれにまつわる何もかもをだめにしてしまいがちだが、原因だけを取り除くことに成功した。事実と思い込みを分ける。
12/13 快晴
コップの縁を洗う。皿の汚れを流す。目から涙がこぼれる。失敗ばかり。自信がない。仕事をしながら泣いてしまう。ひっそりと泣く。この涙はひとにかなしみを訴えるためのものではない。わたしだけが知っていればいい涙だ。「いらっしゃいませ、こんにちは」と唱えて泣き止む。
12/14 晴れ
8:00起床。炬燵をいれて布団から移動する。準備をはじめなくてはならないぎりぎりの時間までうずくまる。そうして泣く。バイトに行くのがこわい。ひとがこわい。休もうか。辞めようか。また逃げるのか。9:35身体を起こす。着替える。わたしはひとつ基準を設けている。身支度を終えてもなお涙が止まらないとき、家を出られたものの足が動かないとき、この二つの状態のときは休んでもよいことにしている。今日は着替えたら回復したので頑張る日。びゅ~んと自転車を漕いでいく。
12/15 雨のちくもり
わたしの悪口をわたしが言ってわたしが泣いている。
12/16 くもり 一時雨
得はしなかったが損もしていない。ソフトバンクに行って解決。
12/17 晴れ さむい
たいせつに守ってきたものを壊されたような心地がした。涙がとまらなかった。泣くことはいいことだと思っているけれど、それは自分のためであって、誰かに傷つけられて泣くことは解せない。どうしてこんな思いをしなくてはいけないのだろう、くやしい。
角田源氏を読んでいる。夕顔を失い、光源氏は憔悴しきっている。「帝のお使いは雨脚よりも頻繁にやってくる」とあり、いいなあと思う。